あけました!

 

 

2018年になってしまいましたね!

あけましておめでとうございます。このブログを見てくださっている数名の方、ありがとうございます。これからも地味〜に更新していきますので、2018年もよろしくお願いします🙇

 

 

シリアスな内容の記事になるので、「新年早々そんなシケた気分になりたかねぇよ!!」という方はスルーして頂いて構いませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年は私にとってものすごく色々なことがあった年でした。激動の一年。

 

初めて海外で1年間親元を離れて暮らし、

初めてクラブに行ったりタバコ吸ったり(タバコは一時的だから多分もう吸わない)、

人生のバケーションとしてヨーロッパを周遊したり、

好きだった人にフラれたり、

留学先で携帯を失くしたり、

何人ものルームメイトと部屋を共有したり、

生理がずっと来なかったり、

 

なんかもう、語るには濃すぎますね。

2017年の漢字一字を決めるとしたら『濃』ですねきっと。

 

 

2018年は2018年で忙しくなるとは思うんです。

就活生だし、単位も結構足りてないので頑張らなきゃいけないし、卒論もあるし、

なんなら留学中に両親に借金していたぶんのお金を返すためにバイトもやらなきゃいけない。

 

それでもきっと2017年には負けてしまうんだろうなあ、と。

2017年はあまりに濃密な時間でした。

こんなにたくさんの人と出会って、たくさんの場所を訪れて、たくさんの初体験をすることはこの先の人生でまずないだろうと思います。

 

 

 

私がそんな充実した留学生活を送っていた1年の間、実家では大きな事件が起こっていました。

 

大学院に通っていた兄が休学した、ということです。

 

 

10月上旬に両親の元に『おたくの息子さんが近頃授業に出席していない』という連絡が来たそうで、とりあえず兄の下宿先へ突撃してみたところ、引きこもりになった兄を見たそうです。

元から連絡がなかなかマメではなかったものの、それなりに元気にやっていたので大丈夫だろうと思っていたんですね。

今回ばかりは違いました。

 

母親が訪ねていった際、兄は「来るな」といって布団にくるまったままベッドの上から降りてこなかったんだとか。

昔から見た目に無頓着ではあった兄ですが、そんな簡単な言葉では片付かないほど手付かずな容姿で、

お笑いが好きでよく笑っていた兄と同一人物とは考えられないほどの、無表情で無口な人になってしまっていたそうでした。

 

 

母は驚きつつも、兄に学校に行かなくなった理由を聞こうとしては無視をされ続けました。

ついに聞き出せた引きこもりの理由は『両親への信用が無くなったから』でした。

 

元々第一志望の大学に落ちてしまった兄は「浪人して受験をやり直したい」と両親に言っていたんですが、

両親は「そんな金はない」「もし再受験したいなら全て自分でやれ」「1年だけでも受かった大学に通ってみろ」と兄に言い続けました。

 

兄は両親に従いなんとか4年間大学を通い切り、その中で本当に自分がやりたいことを見つけたので、大学院の受験をすることにしました。

しかし、大学院進学も失敗。そのやり直しも両親に否定され、結果的に本命ではなかった大学院に進学しました(就活はしていなかったため)。

その大学院でもやはり自分の望んだ勉強ができなくて、勉強している意味がわからなくなり、

更には自分の思い通りにさせてくれなかった両親への不信感が募った結果こうなってしまったそうです。

 

兄は以前のように『お父さん』『お母さん』ではなく、両親を『あなた方』としか呼べなくなってしまっていました。

 

それを知った両親は両親で傷つき、母親は毎日泣いて過ごしご飯もろくに食べられず痩せてしまい(今はすっかり戻りましたが)、特に兄から強く拒絶された父は兄と会話することすらできなくなってしまいました。

 

「あいつが今一番信用できる家族はお前だから、何かあったら支えてやってくれ」と帰国したばかりのときに両親に聞かされたとき、私は『私のいない間に大変なことがあったんだなあ』とどこか他人事でした。

 

 

そんな兄が連絡なしに年末に帰ってきたんです!

『兄がどんな姿であっても、いつも通り明るく振る舞おう』と両親と3人で決めたルール。

 

 

全く守れませんでした。

 

父も母もすごく自然に振る舞うんです。

「飯食ったかー?」とか「初売り行く?」とか。

 

そんな些細な質問にも反応してくれない兄が怖くて、

年末のお笑い番組にさえクスリとも笑わない兄が怖くて、

赤の他人のように、ゾンビのようになってしまった兄が怖くて、

そんな兄に拒絶されることが怖くて。

 

露骨に兄を避けてしまっている自分が嫌で、元日から泣くことしかできませんでした。

 

それも多分、兄がこうなってしまったのには私にも少なからず原因があるとわかっているからです。

 

 

兄がやりたいことを我慢させられてきたのは、次に控えている私のせい。

兄が褒められないのは、兄に負けじと競ってきた私のせい。

兄がコンプレックスを抱くのは、そうやって兄よりも良い結果を残してきた私のせい。

兄が心に闇を溜め込んでしまったのは、全て私のせい。

………と感じてしまって。

 

私の成功や今の状況は全て兄を踏み台にして成り立っているのかもしれないと思い始めてから、兄に対してものすごく申し訳なく思ってしまって、

そんな私が兄に「何があったのか話してよ」とか「これからどうするの?」とか聞くのがすごく図々しく感じてしまって、

文字通り一言もまともに話せていません。

 

 

でも、私が変に遠慮するせいで家族の関係がよりギクシャクしてしまうのもとても怖い。

新年早々、ものすごい壁にぶち当たってしまったように感じます。

 

こんなブログに書いたところで解決はしないんだけどね。

でも私の肩の荷をおろすという点ではとても重要なことなんです。

付き合わせてしまってごめんね。

 

 

改めて『兄』という現実を目の当たりにしてしまって、正直かなり心が折れているし、

この先うまくやっていける自信がありません。

でも逃げてばかりもいられないので、少しずつ兄の心を解いていければな、と思ってます。

 

 

このことも含め、私の2018年の目標は『逃げない』にしようかな!

元々勝ちゲーばっか選んできた人間だしね!!

そして2018年末までには「今年は明るくて良い一年だったなぁ」と言えるようにしたいです。

 

それでは、今年もよろしくお願いいたします。

これを読んでいるみなさんにとっても、実りの多い1年になりますように!(強引にポジティブにもっていく)